長寿のかたの特徴、長寿菌の存在

日本国内で、他の地域と比べて健康長寿者が飛び抜けて多い地域があります。
その地域にはなぜ健康長寿者が多いのかを調べていく中で、大便にたどり着きました。
長寿を知ることができる資料になると、大便を調査したところ驚きがありました。
健康長寿者の腸には、ある種の腸内細菌が非常に多いといったことが分かったのです。
その菌の名前は、大便桿菌(かんきん)、大便球菌といった菌で、どちらも酪酸を作ります。
そして、聞いたこともあるもう1つの菌、善玉菌の代表であるビフィズス菌です。
90、100才を越えても、元気いっぱい暮らしているかたでその健康長寿者が沢山いる地域には、他にも共通している共通点がありました。
1に、野菜、海藻類、根菜類、豆類、キノコ類などを普段から食べていて、良好な食物繊維をとっていることです。
良好な食物繊維をとることで、腸内に存在する善玉菌が増え腸内環境を整えてくれます。
2に、普段から身体を良く動かしているといったことです。
山間部にあって、毎日坂道の移動、畑作業による全身運動で特に足腰が鍛えられています。
下半身の筋肉が鍛えられると、大便が滞ることなく便通がスムーズになり腸内環境を良好な状態にします。
3に、住民同士の繋がりが深いことです。
お互いに助け合うことで、負担やストレスが減り明るく過ごすことができて長寿に繋がっています。
長寿の秘訣は、以上の3つのポイントを見直してみることです。